-DIARY-
アップしたお話のメモ書きなどです。ネタバレなのでご注意。
2007/10/5(金)

倉庫化しました  ..No.46

ようやく長編が一区切り付いたのでお休み中です。
でもこういう創作物は気力体力がないと書けないので無期限休暇です。
今のところ再開する予定はありません。

サイトを立ち上げてから、ゆきこ姫って誰?と聞かれたこともあるのですが、出来るだけ先入観を持たずにサイドを読んで頂きたかったので、私からはあえて語りませんでした。

それと元々、優柔不断で人に流されやすいので、もし友人や知人から、サイドの感想や「この続きはこうなって欲しい」という希望を聞いたら、きっと自分が考えていたストーリーを放り出して、その方たちに喜んでもらえるような話に変更してしまっていたと思われます。
なので、出来るだけ自分の中から探り出したストーリーに仕上げるため、外部の声を聞かずに書きたかったのです。

ファン同士の交流も大事なのでしょうが、続き物を書いているとどうしてもスランプや落ち込みという波があり、批評や批判のみならず、がんばって!とか、続きが続きが楽しみ!という励ましの声すらプレッシャーになるので、あえて交流の窓口を絞り、ひとこと書きの掲示板一つだけを置いていました(現在はメールフォーム)。

※今は倉庫化していますのでメールフォームはありません。

そうやって一方的にこちらからの情報発信していたわけですが、サイト全体を、良くも悪くも、あまりクセのない文章にまとめていた「つもり」です。(^^;)
どちらかというとリアルな自分は気が短いわりに面倒くさがりの根性なしなのですが、普段は波風立てないよう、無難に良い人を装っています。

だからその反動で、全てを投げ出したくなる時があります。
今は「作れないからもうヤメ!」と公言していますが、これも又、ひとつの情報発信なのかなぁなんて思っています(迷惑な奴ですね)。
とまあ、リアルな私はさほど良い人でもなく、結構わがままで自己チューです。
いや、だからってこんなところで自分を分析しなくてもいいんですが…。

と、何を言いたいかと言えば、………今まで交流をしてこなかった言い訳でした。
長々と独り言を聞いて下さってありがとうございました。


2007/9/23(日)

消えた十字架(後編)  ..No.45

あらまぁ、なんて都合の良い話!?その2です。
こちらは前編よりかなりくだけてます。
ほとんどジェローデルとオスカルの雑談だけみたいなもので、これもかなりお気楽な会話だし。書く時も気楽でホッとしていました。

時期の想定は1789年の9月末頃です。
この直後、10月行進で王室はパリへと帰ることになります。

その時になってオスカルはどう思いどう行動したか、又は何も行動できなかったか、そんな所も葛藤として描いたら面白いだろうなぁなんて思います。書いたらしんどいだろうけど。(^^;)

それとか、オスカルたちの居所を知ったジェローデルがこの夫婦にやたら干渉するというコミカルな展開も面白いでしょう。
が、いずれにしても体力が要るので書きませんが。

最後のオスカルとアンドレの一夜はオマケです。
これで続き物も最後。
最後だから、まあいいだろうと、書き逃げです。

ちなみに「消えた十字架」というタイトルはとりあえず文章を保存する時につけただけなのでお好きなように解釈して下さい。書き終えた時に、内容に合わせてタイトルも変えるつもりで、どうもしっくりするのが思いつかず、そのままにしました。

もうすっかりオスカルらしい面影がないかも知れませんが、すでにバスティーユ後に生き残っただけでも彼女のキャラクターらしさからはげしく逸脱しているので、コレ誰?と思われるのは間違いありません。

バスティーユ後に生き残って、オスカルにはささやかな幸せをつかんで欲しいと思う気持ちもあるのですが、それとは裏腹に、私自身がバスティーユ事件後に生き残るオスカルのその後については、ものすごくイメージしにくいのです。

別の言い方をすると、バスティーユ後については自分なりの「理想のオスカル像」をどうしても想像できません。
でもまあ実際あえて書くとして、(一度、表舞台から去った)人が生きていくってこんな感じかなぁと。

オスカルはアンドレと夫婦になったからという自覚を持っていたでしょうが、オリジナルではそれも一日だけの事でした。
生きていれば、夫婦として二人が喜怒哀楽を共にして歩んでいく過程が色々とあるはずで、一日だけでは短すぎます。
そのあたりを少し書いてみたかったのです。

もっとくどくどと裏話を書きたいけれど、物語以外の場所で内容を必要以上に語るのも野暮な話なのでこの辺でやめときます。

この、蛇足のようなものまで読んで下さり、ありがとうございました。


2007/9/16(日)

消えた十字架(前編)  ..No.44

ずいぶん久しぶりのアップです。
最終話を終えて、とどめにお葬式のサイドまで書いてしまったので、その余韻というかほとぼりがさめるまで息をひそめておりました。

もうそろそろコレを出しても良い頃でしょう。
一口に言うと、まぁ〜!なんて都合の良い!という話です。

バスティーユ後の二つのサイドストーリー、つまり二人が亡くなった後の話とコレ(生き残る話)は、二つとも、最終話を書く前に書いていたものです。

最終話ではオスカルとアンドレの二人が自分たちの地上での役目を終え、天に召される(であろうという)結末にしたかったのですが、どうも書いていて悲しいので、とりあえず公開することを考えずに、二人がバスティーユ以後も生き残る話を先に書きました。

アップする話は二人が死んだように見せかけておき、本当は生きているんだと自分に言い聞かせたかったのです。
と同時に相反する気持ちですが、やはり二人は亡くなり、その後のジャルジェ家の顛末を書いてみたいという気持ちもあり、こちらもすんなりと書けました。

私としては、ベルばららしいセオリー通りにオスカルとアンドレが相次いで亡くなり、その後は生き残った人たちが新しい歴史を作っていく無常観も物語のひとつの味わいだと思っています。
なので、最終話を書き終えてすぐにアップするのは、二人の棺が屋敷に帰ってくるお話にしようと迷わず決めました。

もちろん、本当にベルばららしいセオリーと言えば、アンドレの死を乗り越えて最後の戦いに挑むオスカルの姿…と言えます。
それでこそ、オスカルが物語を通して最後まで主体性を貫いたという事になるのでしょうから。

その点では私の思惑として、バスティーユ以後に二人を生き残らせることも考えていたので、アンドレがオスカルよりも先に命を落とす場面が書けなくなりました。
ちょっとそのあたりが話を書く上で物足りなかったような気もします。

まぁ、前にも書きましたが、大事に見守ってきたキャラクターをわざわざ見殺しにはしたくないなぁと言う思いがあり、結果、アンドレはバスティーユ後まで生き延びてしましたが…。

なので、これらバスティーユ後の二つのサイドストーリーは、(ベルばらのセオリー通りにとまでは行かないものの)二人が亡くなった後のジャルジェ家の話と、(ベルばらのセオリーを無視して)バスティーユ後に二人が生き残る話を書いてみたいという十数年前からの想いを実現させたものです。

結局、どちらの話も続き物のお話のサイドストーリーとしてアップしたので、お好きな方を続編と思ってもらえばいいし、どっちも嫌な場合は読まずに無視して下さい。
読み終えてから「読んでしまった、責任取って」とは言わないで下さいね(苦笑)。


2007/7/29(日)

今後の予定  ..No.43

いつも訪問して下さってありがとうございます。

3月に長編を書き終えて、ほぼ5ヶ月ほど更新もせずにいたので、その間も回っているカウンターを見ては、有り難いような申し訳ないような気持ちになっていました。

完成させたい意地で長編を仕上げたせいか、終えたとたんサイドを書く気が失せてしまいました。そのような状態では、とても次のネタは考えられません。

それと、ベルばら熱が再燃してからずいぶんになります。
幼なじみのオスカルとアンドレが時間を経てラブラブになるサイドストーリーを書いているにもかかわらず、最後まで冷静に登場人物を突き放して見てしまい、感情的に入り込めず、はしゃいだ気分にはなれませんでした。

いや、昔は入り込めたのです、その世界の中に…。今などよりもっと熱かったので……(苦笑)

ファン同士で交流することも、サイト管理の楽しみの一つなのでしょうが、今のところ、自然な気持ちでO&Aラブラブな話題で盛り上がる気持ちにはなれない。
楽しく交流できないのならかえって失礼に当たるので掲示板もはずしました(特に掲示板は放置するとエロい書き込み等で荒れるので^^;)。

振り返れば、創作したいという自分の内に向けた気持ちがサイトのメインで、私個人の事を語ったり交流などの外に向けるパワーをもけずって使っていたのだと思います。
そんな私の独りよがりな気持ちで書いたものを見に来て下さった訪問者さんには、とても有り難い気持ちを感じています。

こう書いていると、まるでサイドを書くのは物語に酔えず楽しくなさそうですが、それとは別に何かを作り上げて完成させるという楽しみがあります。
書いている途中はストレスにすら感じていた二次創作も終われば良い思い出になりました。

今後当分、ベルばら熱がいつ復活するかわからないので、当サイトは倉庫化します。
ただ、最終話を書くためにメモとして書いた後日談のようなものが残っているので、それを完成させてそのうちアップしたいと思っています。

あくまで予定なのでそのうち立ち消えになっているかも知れませんが…(^_^;)ゞ

2007/3/10(土)

雨の回想  ..No.42

くらっ!

この話、めちゃくちゃ暗い!
自分でもさすがにこれは暗すぎる…と思いながら書きました。
とは言え、最後は少し救われたような気がするのですが、それは単に私がそう思っただけなので、やはり暗い話には間違いないです。

実はデッドエンドはあまり好きではありません。
これまで自分が親しみ、情の移ったキャラクターが死ねば、誰だって悲しい気持ちになります。
物語の中での大事な登場人物の死は、人の涙を誘うために一番使われやすい策でもあり、安易な感動方法のような気がするのです。

もっともプロのクリエイターが作るのならば、登場人物の死もそれなりに意味があり、単なる悲しみだけではなく深い感動が有りますが、私のようなドシロウトが書くとどうしても自分の中で、場面を盛り上げるために二人を安易に死なせただろう〜!と言う気がしてなりません。
まあ、でも、続き物に付属して、こんな話も書いていたという記念で、それなりに仕上げました。

一応、続き物は終わらせたつもりなので、これは番外編ではなく、単発のサイドストーリーです。

「空へ」を書くためにラストをいくつか想定していて、と言ってもオスカルとアンドレがどう生き残るかの選択肢なのですが、ひとまず、……二人とも死んでしまうか二人とも生き残るか。
あるいはオスカルだけ生き残るかアンドレだけ生き残るか……の4つを考えました。

自分が書くとすれば、両方共が生き残るか両方が亡くなるデッドエンドだったので、どちらか一人が生き残る話は想定しませんでした。
大事な人を失って生きるという設定は重い話です。
もちろん両方とも亡くなるのも重いですが、それが元々のお話なので、「ベルばら」とはそういうものだという思いこみがあるせいか抵抗が少ないのかも知れません。

とりあえず、ふたつの結末を想定して「空へ」の後も書いていき、そこで書いた内容の一部をふたたび「空へ」に伏線として盛り込みました。
今までがそうであったように、2〜3個の続いた話をまとめて書いていき、互いに話がつながっているようにしていたので、なんら変わらぬ同じ方法で書きました。

なので一応、終わらせたとは言え、自分の頭の中では最終話の後にまだ話は続いていたことになります。
最終話「空へ」の伏線のために書いた資料のようなものなので、あまり内容を練ってはいないのですが、とりあえずまとまった一つの話になったのでアップします。


2007/2/24(土)

空へ  ..No.41

ようやく第二部が完結しました。
7月13日の朝でひとまず終わらせた時とは違い、本当に終わったな〜という気持ちです。

思えばベルばらにはまった当初、どうしても書きたかった「通し」の話がようやく実現したので気持ちの上でもスッキリしました。

以前はオスカルとアンドレはバスティーユ事件の後も生き残り、どうにか生きていけるような話にしたかったのですが、話のまとまりとしてはこの辺で終わらせた方がバランスが良いと考えています。

最終話を書き終えてすぐにペラペラとネタバレな話をするのも興ざめするので、又、気が向いたら後日談で語りたいと思っています。

当初からイメージイラストをたくさん描いて下さったシナモンさんは、第二部に入ってからも、話に合わせてイラストをアップしたいというお願いも快く引き受けて下さいました。
色々とお世話になりありがとうございました。

それからサイトに訪問された方も、…私一個人の妄想をそれなりに楽しまれているのかな〜などと想像しつつ…最後まで根気よく(苦笑)読んで下さってありがとうございました。


2007/2/22(木)

カエルの呪い  ..No.40

こんなんをアップしているヒマがあったら、とっとと最終話をアップせんかいっ!と言われそうですが、1月に途中まで書いて放置していた短編があったので仕上げました。

コメント………コメントするような話でも無いですよねぇ。
内容の一部に、時代を無視したものがいくつか出てきています。
……って、ここで書くまでもないですが。(^_^;)

たいした事ではないですが、この話を読みながらついついモニターの前で口がチューの形になった人っていらっしゃいますか。

私は何度かやってしまいましたよ。


2007/2/17(土)

崩れゆく牢獄  ..No.39

バスティーユ後、一体どうなったか?という二人はしっかり生きていました。(^^)
ただ、特に表立った活躍はなく、怪我もしているし、自分の過去を振り返る話になっています。

自分のしたこと、そしてそれによって引き起こされたことを考えると、手放しで喜べないことは誰にでもあると思います。
なので、今回は特に、各話の前置きにも書いていますが、「オスカル様はバスティーユでかっこよく散るに決まっている!」という方には不向きな内容です。
バスティーユ後に生きていたら、オスカルにとってルンルンで楽しいことばかりではないのですし。

二次創作として、一素人が「ベルサイユのばら」という物語を考えていく時、どうしてもその人の解釈や受け取り方が入ってきます。

ここで私自身が思っていることを書くのも無粋な話ですから、内容については様々な事を感じていただければいいかな?と考えています。


2007/2/14(水)

雨上がり  ..No.38

バスティーユ攻撃、その後の後始末のような話です。

個人的にはいくらアントワネットがかばっても、オスカルのしたことは地位の剥奪だけでは済まないだろうな…とか、本当は称号の剥奪と書けば良かったのだろうかとか、色々と考えました。

何と言っても、宮廷から見ればオスカルは裏切り者です。
ジャルジェ将軍は干されて閑職に追いやられるとか、ジャルジェ家もベルサイユから追放されて、領地のアラスに行くように命じられても不思議ではないんじゃないかと。

まあ、勝手な想像ですが、もしジャルジェ家に恨みやねたみを持っている人がいたら、きっと裏切り者の父も同罪だと国王に訴え、ジャルジェ将軍は捕らえられて獄死、夫人は失意のどん底で亡くなり、屋敷は取り壊し、一家離散の危機も当然あろうかと思います。

そこまでするとジャルジェ家の人々だけじゃなくて、一家離散となるような原因を作ったオスカル自身が一番気の毒になります。
なので、やはり彼女に関する情報が少なかったこと、そしてまず第一に、彼女の死がジャルジェ家の運命を左右する重要なポイントになったというところで勘弁して下さい。


2007/2/11(日)

バスティーユ 後編  ..No.37

はっきり言ってしまって、原作やアニメのように、アンドレの死を乗り越えてそれでもバスティーユに立つオスカル、という図式を利用しなかったことで、オスカルの芯の(真の)強さが本当に描けるのか?(描けたのか?)と言う疑問が残ります。

この疑問をあえて別の事にすり替えるとすれば、私自身がミーハーな一ファンとして、バスティーユ攻撃でオスカルもアンドレも相次いで亡くなってしまうのが良いか、あるいはバスティーユ攻撃の最後までを二人がしっかりと見届けるのが良いかという二つの選択肢のうち、どちらをファンとして妄想したいか?という事です。
何だかこの言い回しはこんがらがりそうですね…(^^;)


ところでこのバスティーユ襲撃前後に歴史的にテロアニュと言う女性の名がよく上がってきます。非常に個性的な人物で、フランス革命の物語にはよく登場しています。

以前、書きかけたサイドで彼女を登場させ、オスカルと対面させましたが、はっきり言って優雅な貴族のオスカルは、特権階級に反発する民衆側のエネルギーの固まりのようなテロアニュから、苦汁をなめた経験を盾に攻められたらとうてい太刀打ちできません。

反対に二人を同士にする事も考えましたが、これも革命後にも活躍するテロアニュに対し、オスカルは平民の代表として活躍できません。

ちょっとひねって、貴族のオスカルに平民のテロアニュが「特権階級の無駄」をまくし立て、アンドレが仲裁に入り、やがてテロアニュが彼に横恋慕するというのも考えましたが、これではオスカルが彼女の恋敵になり、話は余計にこんがらがりました。

という事で、惜しいキャラだと思いつつ、登場できませんでした。


2007/2/8(木)

バスティーユ 前編  ..No.36

一気にアップしたら良いのですが、だいたい一本の長さを自分なりに決めているので、前後編になりました。
原作と全然違うことになってしまったので、「お知らせ」の文章に、バスティーユ攻撃、そしてその後のストーリー展開についての事前説明を追加しました。

なので原作と同じような流れと、それプラスアルファを求める方にすれば、ちょっと求めていたものとはちがうと思われるかも知れません。
・・・って、絶対に思われるでしょう(^_^;)

確かに、原作orアニメの名場面+プラスアルファを書きたい時もありました。
その時の気分にもよりますが、今はたまたま自分の中で、違うもの(展開など)を書いてみたい時期なのだと思います。


2007/2/5(月)

廃兵院  ..No.35

この廃兵院と次のバスティーユ前後編は元々一つで、長くなったので三分割しました。
こういうパターンがどうも多いです。書いているうちに長くなるんですが、さすがにバスティーユ攻撃を一話でコンパクトにまとめるのはもったいないので、長い一日となりました。

関係ないのですが、仕事柄というのかアップする日をこよみで見る習慣があります。
特に大安とか友引とか好んでアップしています。多分(^^)

こよみの意味を重要視しているというよりは、次の「友引にアップしよう」と決めると、それに向けて仕上げる気持ちになるので、こよみをちょうどいいはずみに使っています。

急いでいる時はそれ以外のこよみでアップしていますが、仏滅とかは避けたり。
三隣亡も去年までは避けてましたが、今年のカレンダーはそこまで書いてないので気にしていません。
だけど某営業マンと話をしていたら、三隣亡の事は知らない・気にしないと言っていたので、業種にもよるみたいですね。


2007/2/2(金)

混乱 前後編  ..No.34

前後編で、7月13日の一日を描いています。
元々は一つだったのが長くなったので二つに分けました。

あらすじは原作やアニメに合わせてもよかったんですが、せっかく歴史本などを読んだので、それに沿ってタイムスケジュールを作りました。
そしたら話は元の筋と全く違ってしまい、なんかこれってベルばらなのかなー?と自分でもよくわからない展開になりました。

市長のフレッセルや委員会などがオスカルに対して感じたことなどはもちろんフィクションです……って当たり前の話ですが。(^^;)
その他にもねつ造はありますから、あくまで娯楽モノとして読んで下さいね。

アンドレは今まで目を負傷せずに今まではそれなりに無事な人生?だったのですが、もう大詰めですから色々と事件に巻き込まれてしまっています。
オスカルのために死んで欲しいとは思いませんが、彼女のために試練を乗り越えて行って欲しいなぁと思います。


2007/1/31(水)

不完全燃焼  ..No.33

2年前にサイトを作り、長編を書き始めた動機というのは、ただ「通し」で書きたいと思っただけでなく、バスティーユ後も二人を生き残らせたいという想いがありました。

そのためにはいきなり7月12日から書き始めるのではなく、少女時代からのオスカルを追いかけてみよう、一から始めて最後まで書くほうがもっと現実味がでるはずだろうともくろんだのです。
なので、バスティーユ前に一区切りをつけるのは当初の予定とは違っています。

個人的なことですが、バスティーユ直前・直後の話を組み立てるのには時間の余裕が必要だと感じ、続き物として書き続けるのは気持ちの上でものすごく負担でした。
もし7月15日あたりまで続けるのだとすれば、「書かなきゃ」と自分を追い込むよりは、どこかで一旦終わらせ、その後に自由な時間の中で好き勝手に書こう!という気持ちで臨みたかったのです。

そして去年末(2006年)の段階でオスカルとアンドレが一夜を過ごすまでを一応の完結として終わらせ、今年(2007年)の年明けからバスティーユ編を本格的に書き始めました。
でも頭の中は(少し前の日記に書いた通り)原作やアニメのようなデッドエンドのことでいっぱいになり、バスティーユ攻撃で傷つき、ぼろぼろになって命を落とす二人を書き始めたとたん、自分でも暗くなってしまい、キーボードを打つ手が止まってしまいました。
ところが止めたら今度はものすごく不完全燃焼の気分になり、どうしたらよいのかと考え込み…

で、まぁ、色々と考えました。
結局わかったことは、ベルばらだから「こうあるべきだ」という完成度を目指すのと、自分が「こうありたい」と思うのは全く別のことなのでした。
こうありたい!を書いてこそオタクだ!とようやく気付いたのです(いや、別に胸を張って言う事でもないですが)。

こうなれば自分が最後に「書いてて楽しかった、すっきりした」と思うようなオタクなラストにたどり着くしかありません。

デッドエンドでがっくり脱力感に浸るもよし、「どっこい生きてた」と開き直るもよし、現在はいくつかのラストを想定していますが、どれを使うかはまだ未定です。
パッピーエンドになるかデッドエンドになるかも、気分に任せるつもりです。
あと数話のことですが、できるだけ「続き物」と意気込まず、思うままに書いていこう、と、ようやく前向きになれました。

よろしければもうしばらくお付き合い下さい。


2007/1/30(火)

続き  ..No.32

今の心境は完全に不完全燃焼ってとこでしょうか。
バスティーユ前で一区切り付け、これで完結にしたつもりでしたが、結局、自分は気持ちの上で全然一区切り付いてません。
なので第二部を始めます。

長い言い訳は又、後日。(^^)


2007/1/23(火)

潮時っていつ?  ..No.31

もうずっと前にバスティーユ後に生き残る二人を書きたくて、単発物で「おだやかな空」というものを書きました。
今、ちょうど トップ絵にさせてもらっている2007年年賀イラストの幸せそうな二人の図がそのままのイメージで、こうなればいいなという願いがそのまま絵になっているようで何度見てもなごみます。

長編を書き始めた当初は、バスティーユの後は「おだやかな空」の二人にたどり着くようにしたいとずっと考えていました。
戦いに傷ついて、それでも何とか回復した二人が今度は自分たちの未来を見つめ、自分たちの幸せを考えるようになって欲しいという願いをこめようと。

ただ、物語がバスティーユ事件に近づくにつれて、その考えがだんだん現実味を失ってしまい、やはりオスカルとアンドレはデッドエンドではないのか?という気持ちが膨らんできました。

その理由を言葉で説明することは難しいのですが…

自分の命が残り少ないと思えたからこそ、短期決戦に自分の全てをかけたオスカルがバスティーユで燃え尽きなければ、その後の彼女の生き方が抜け殻のようになってしまうような気がしたのです。
又、ひとつの時代の終わりと共にオスカルが古いもの全てを背負って去っていく方が、物語としてもしっくり収まる感じがします。

何というのか、オスカルの死を以て再生を促す?ような感じでしょうか。
なので、バスティーユ後に「どっこい生きてた」というオチは蛇足になるようで、何様だと言われそうですが、オスカルの死によって話の完成度は上がる、それならできるだけ完成度を上げたいという欲が出てきました。

そんなことを考えていたら、やはり二人はバスティーユで命を落とすべきだと思い、当初考えていたお気楽なラストはとても無理だ、と・・・。

でもあまり悲壮な話を作りたくない。
二人が戦いに巻き込まれて苦痛を味わう一歩手前で止めておきたい。

と言えば、やはり物語の終わり時は悲劇の一歩手前、ちょうど「バスティーユの直前」が妥当だろうと、いつのころからか思うようになり、その時点を区切にしたかったのです。


2007/1/20(土)

旅立ち  ..No.30

一つ前の話、「夜明け前」の締めくくりの部分にあたるのですが、18禁のところと切り離したかったので最後の一話としました。
18禁と言っても、あれでも18禁なのかな〜よくわからないな〜と今も首をかしげています。
普通に本屋で売っている小説でもあの程度の描写はあるよなぁ…って、もうどうでもいい話ですけれど。

当初の予定の通り、ここで長編は締めくくります。
バスティーユでの悲劇は書きたくないというのが本心です。

アンドレが倒れ、その後彼の死を嘆き悲しむオスカルが苦悩のうちに倒れていくのはやはり書いていても楽しくないのです。

ベルばらというお話は、そんな重くて悲劇性を伴っています。
だからこそ生ある喜びがうたいあげられているんじゃないかと……、とまあ突然最後になって偉そうなウンチクを言い始めたら長くなるので、この辺で止めておきます。(^^;)

2年前の1月21日から書き始めたお話ですが、ちょうど2年にあたる1月20日にひとまず締めくくることが出来ました。

途中、何度もくじけそうになりましたが、シナモンさんの素晴らしいイラストに励まされ、そして静かに見守って下さった訪問者の方々に支えられたことを心より感謝致します。

長い間、ご愛読ありがとうございました。


2007/1/19(金)

バサールでごさーる?  ..No.29

オスカルの言葉遣いでどうしても使えないのがあって、それが「ござる」。
ございます、を潔く言うとこういう表現になるんだろうなと思いつつ、最近ではどうも「バサールでごさーる」の印象が強くて困っている。

本当は古き良き時代の言葉で、時代劇で言うと忍者や武者が使っていたようなカッコいいイメージがあるんだけれど、今はちょっと三枚目のお猿さんが使っていそうな気がしてしまう。
あのCMとお猿さん自体は好きなんだけれど、どう考えてもオスカルとの共通点が見あたらない。

その昔、忍者ハットリ君がしゃべっていた時は何にも思わなかったのに、コマーシャルの影響はさすがに大きい。
なんだかな〜な気分で「ござる」と書いては消している。(^^;)


2007/1/16(火)

夜明け前  ..No.28

多分、この日の夜のエピソードが野次馬としては一番知りたい部分だとは思うのですが、ご多分に漏れず、(書いた日付が笑えますが)長編を書き始めてすぐにこの話を書いていました。

初稿では二人が上になったり下になったり?、もうちょっとそういう具体的な描写があったのですが、なにぶん、いつどこで誰が見ているかわからないと思い、結局せっせと削り取りました。
後で読むと、なぜかはずかしくなってしまうのですよ〜(^^;)
とんだヘタレな自分…

まだ少年少女だった二人がやがてこういう関係になっていくのだろうなと、その時はただ漠然と感慨深げに書いたのでしょうが、当時はこの場面に到達するまで二年もかかるとは思いもよらず、その間二十年分のエピソードを積み重ねるのは思った以上に大変でした。
本当は30〜40話ぐらいで完結させる予定だったのです。

とはいえ、オスカルの人生にも色々と紆余曲折が有って、その上で7月12日を迎えるサイドにしたかったので、計画としては頓挫せずに何とかたどり着けたという安堵感が大きいです。

どうしてわざわざ10才から33才までの長いスパンのエピソードにしたのかというと、ひとまず「通し」で書いておけば、後からオスカルのどの年代の短編サイドを書くことになっても、この長編の中から心理描写や人間関係などのデータを引き出してこられると思ったからです。

なのでエピソードの中には、心理描写や人間関係などがちょっとくどい…と思われる部分が有ったでしょうが、データとして後から引き出しやすいように「説明」っぽくなっているからだと思います。
本当はそう言うデータも、うまいぐあいに読みやすい文章で、サラサラと流れるように書けばいいのでしょうが、シロウトなのでこんなものでしょう。←開き直り(^^;)

心理や場面の描写も後から見直すと、ちょっと変えたいなぁというのもあるんですが、それでもとりあえず「元」を作って将来「アレンジ」するのは、「無」から「生み出す」のに比べるとずいぶん作業がラクです。

又、データとしてもオスカルと言うキャラクターを色んな角度から見ることが出来、個人的には、新たに彼女を語る切り口を増やすことが出来るだろうと思っています。
まぁ…とは言え、いずれも今後、サイドやレビューを書かなければ新たな発展はないのですが。

本音を言えばラクをしたい。
他所様が書かれているのを見るだけにしたい。
それと都合が良すぎるのは百も承知で、誰か私の妄想している内容を書いて見せて〜!って言うとこでしょうか。←そんなワガママ、無理です。(^^;)

以上、ながーいつぶやきでした。
お聞き苦しいところは読み流して下さい。<(_ _)>


2007/1/10(水)

分かれ道  ..No.27

書いてあるままを読んで頂くだけで、ここで改めて語ることもないのですが、ついに引き返せない道に来てしまった…という感じの話です。

これまでも各話を書きながら、二人の分かれ道にはああしようとかこうしようとかあれこれ悩み、最後ではグッと盛り上げて…などと考えたりもしました。
が、案外時間はさらりと過ぎていくような気がして、そんなに派手な別れっぷりにはなりませんでした。

ラストが近いのでむしろ焦らずに書こうと、じっくりと濃厚な話にするつもりでしたが、自分の性格に合わないのか、そんな風には書けないものなのですね。
この後も、さらっと終わっていきたいと思っています。


2006/12/29(金)

静かなる告白  ..No.26

そろそろ革命に近づいてきて、アントワネットとオスカルも互いの歩んでいく道が離れていくのを肌で感じる時期になってきました。
タイトルは何が告白なのかかなり曖昧ですが、いつものことです。(^^)
思えばサブタイトルは抽象的なのが多いです。

オスカルがお医者さんの所に行くのはアニメと同じになりました。
とりわけアニメの進行に合わせたわけではないのですが、私としては彼女の病気をはっきりと書きたくなかったのです。
出来れば、運が良ければ命を長らえることが出来る可能性を残したい気持ちもあるのです。

これだけ押し迫ってきたのに、アンドレが全然出てこないのも不思議な感じがしますが。


2006/12/16(土)

裏切り  ..No.25

一つ前の「決意と波紋」の続きになりますが、これも長くなりすぎたので二つに分けた話なので、前後編みたいなものです。
アランたちの釈放というラストで、外れた筋運びからようやく話が戻ってきました。(^_^;)

オスカルが民衆側に寝返ったのはバスティーユ攻撃の前なのですが、このアベイ牢獄事件ですでに彼女は自分が何をしたのか、もう自覚していたんじゃないかなと思います。
まあ、私の勝手な解釈なのですが。


2006/12/12(火)

決意と波紋  ..No.24

ようやく終わりが見えてきてほっとしています。
書き始めた当初は、この最後のくだりまで来たら気持ちの上でも余裕が出来て、いろんなエピソードが書けるだろうなと思っていたのですが甘かったようです。
たとえば長い距離を走ったり泳いだりしていて、最後の一キロになって気持ちをゆるめて寄り道してやろうかと言えばそんなことはなくて、やはりゴールを目指してしまうものじゃないだろうかと思います。
かえって終わりが見えたことで浮き足立たないようにと気をつけたい所です。

アランたちの逮捕は、議場の突入に反対したのではなくパリ進軍に反対したことに変えたので(あっさり言ってますがマジで変えてしまいました:大汗)、元の筋とは少し雰囲気が違うものになっています。

ブイエ将軍の出番が多いのですが、私としてはかなり肩入れしています。
もちろん、キャラは原作のでもアニメのでもないですが、ああいう人と目的が一緒だとかなり心強いと思うのですよ。まあ、このたびはオスカルの目の上のたんこぶみたいになっていますが。
オスカルにしても急進的なので、ブイエ将軍からすれば扱いにくい部下でしょうし。
と言っても私はオスカルのひたむきさやキャラクターとしてのポジションが好きなので、やはり主役は彼女でしょう。

アントワネットについてはやたら「民衆の反動を認めようとしない」という記述が増えてきています。
書くのは一回でいいのですが、各一話を短編の読み切りのつもりで書くと、その都度説明文のように書いてしまい、続けて読んでいると少し…いやかなりくどいです。(^^;)


2006/12/6(水)

雨の誓い 後編  ..No.23

後編ですが、今度はジャルジェ家の中での出来事になります。
まあ言うとサイドらしいというのか、あまり筋運びに関係ないというのか、そんなどうでもいいけれどちょっと気になる騒動は窓の外からこっそり様子を伺ってみたい…という感じ?の話です。

それとオスカルがさっそうとしているとか、部下たちをうまく指導して信頼関係にあることをさらりと一言二言で片づけていますが、実はこのあたりが実際には重要なんじゃないかと思っています。
信頼はある日突然できるものでも、何か突発の事件によって必ず築けるものでもないでしょう。
それはやはり日々の積み重ねというのか、地味で物語にもならないような些細な会話や機転の利いた日常の指示などで、少しずつ出来ていくものです。

普段のちょっとした気配りや相手と接する態度こそ人間性を問われるものであり、信頼度を左右するものだと思います。
そんな日常を衛兵隊に転属後の話に取り混ぜて見たかったのですが、なかなか力が及ばないと感じています。

なんだラブラブが無いじゃないかと思われるかも知れませんが、ベルばらにはまってすぐの頃はもっと気持ちが熱かったので恋愛要素も良いなと思っていたのですが、年月と共に考えは変わっていきました。
先になって色んなシチュエーションを楽しみたいと思うようになるかも知れませんが、今はオスカルやアンドレが元気で過ごしているのが妙に楽しいです。

なので二人がチューしたりハグハグしたりというのは書くのが照れくさくあまり得意ではないので、校正する時に消してしまったりしています。
もう終盤まで来てるのにどうしましょう。(^_^;)


2006/12/4(月)

雨の誓い 前編  ..No.22

国民議会の陣取る議場に近衛兵が突入、という場面です。
本来ならこの場面で衛兵隊に出動要請があり、アランたちが反抗して捕らえられたの・・・ですが、ストーリーを変えてしまったため、そのあたりを調整するのに手間取りました。
本当は十月にはかなり話を進めて1789年の7月の中頃まで書いたのですが、手元にたくさん原稿があるとかえってわけがわからなくなってしまいそうでした。

後編はそのまま騒動がジャルジェに飛び火して・・・という話です。
長いので前後編に分けました。


2006/11/27(月)

訪問ありがとうございます。  ..No.21

最近、更新していないのですが一ヶ月が過ぎていたのですね。
その間も訪問して下さってありがとうございます。
ここのところ現実世界の用事で一日を過ごしているせいかサイドを書いていません。
10月あたりにかなり書き進め、1789年6月の末にアランたちがアベイ牢獄から釈放されたあたりまで書いています。
少なくともその辺まではアップできると思います。が、まだ見直しが充分でないのでいつになるか未定です。
しばらく更新は出来ないので、とりあえずお知らせします。


2006/10/22(日)

逆らえぬ流れ  ..No.20

三部会が始まってからしばらくの動きです。

今回はジョゼフが亡くなったのですが、その辺りの描写はカットしまくりました。
ただでさえ現実の世界で小さいお子さんの事故などが報道されているので、お気楽サイドとは言え悲壮なことは出来るだけ書きたくない…ヘタレな私です。

それと、ずっと前に書いていたつもりになっていましたが、肝心なことがまだのようでした。
この続き物は7月13日の朝で終了します。…多分、する予定(^_^;)ゞ

13日というと、その日の夕方にアンドレが亡くなって、次の日にはオスカルも……。
ということなので、ここまで色々と喜怒哀楽の人生を共に歩んできて、これからも経験を積んで人としてもっと深みを増すはずの二人を死なせてしまうのはこっちの気分が盛り下がりそうなのでやめます。

原作やアニメを見て激しく脱力したあの気分をわざわざ自分で掘り起こしたくないというのが本音です。

もし書いたとしてもバスティーユ後になんとなーく二人とも生きてるようなよくわからない状態にしてしまうので、そうなればもうベルサイユのばららしさからどんどん離れていくでしょう。
でも、もう今でも充分オリジナルから離れているので今さら、なのですけれど。

続きで書いていくと、本当にオスカルの散り際はバスティーユなんだなーと思えました。

彼女の行動を追っていると、外からの刺激がものすごく多い時代に生まれたせいか、この今の現代のように自分自身の目標設定とか出来ない状況にあったんじゃないかと思いました。

ただ、オスカル自身がなんも考えずに、ただ目の前に歴史的な出来事があったからそれにハマってしまった…という風にだけはしないでおこうと、それだけは気をつけたいなあと。

バスティーユの後で、オスカルというキャラクターを主人公にする場合は、よほど革命の先にある目標を彼女が見据えているか、これまでのように彼女が麗人として活躍できる華やかな舞台を用意しないと、どうしてもパッとしない人生しか思い浮かばないのです。
なので、やはり彼女がバスティーユで華々しく散るのは劇的で、物語としては最高の盛り上がりになるのでしょう。
もちろん、オスカルがパッとしないというのは私の想像力の限界だから、という意味ですよ。

海外ではバスティーユ後のオスカルの活躍を書いたサイドもあるとかで、豊かな創造力や歴史の知識を駆使出来る方なら、いくらでもオスカルやアンドレの生き様を描けると思います。

2006/10/17(火)

三部会  ..No.19

そろそろ佳境に入ってくるので、歴史的な出来事が多くてオスカルの出番が少ないような気もするのですが、こういうサイドストーリーを書く方って家族にはナイショで書いてらっしゃるもなんでしょうか。

私はわりとオープンに書いてます。というか、家人は無関心なので助かってます。
そりゃあ、このサイドの内容でオスカルとアンドレがチューしたりハグハグしたりしていたら、私ももう少し隠したりしますが。
今のところさほど恋愛要素もないし、突然、パソコンのモニターを後ろからのぞき込まれてあわてることはほぼないです。

というか、お気楽なサイドでそんなに歴史的な事を書かなくてもいいのになぁと自分でも思うんですが、もし誰かにモニターをのぞき込まれて「三部会の開会」とか書いてあったらそれ以上見たがらないものでしょう。
なので、やたらサイドにそういう史実っぽいものが出てくるのは、カムフラージュの役割にもなっている訳です。

ああ、だけどもう大詰めなんですね。
いつまでも二人をモタモタさせていていいのかな?とちょっと焦ります。


2006/10/7(土)

春の乱  ..No.18

以前に書いたものと、視点がずいぶん違ってしまいました。

暴動の犠牲者があまりにも多いことを考えたら、想像を絶する光景です。
もし、この鎮圧にオスカルがかかわっていたらどうしただろうなと思いつつ、そこまで込み入った話にする事もないのでやめましたが。

手持ちの資料では暴動を収めるため、かなり後になって、威嚇のために大砲を持ち出したらしいのですが、これをもっと早く使っていたら暴徒も勢いを無くしていたんじゃないだろうかとも思ったり。
とまぁ勝手に言ってますが、その道のプロではないのでさっぱりわかりません。

ブザンヴァル将軍はアントワネットの取り巻きだったせいか、愛人あつかいされたりしているそうで、王妃のそばにいるだけでうわさのタネになってしまうのですね。


2006/9/21(木)

古城にて  ..No.17

ベースにした文章が10年ほど前のものなので、最近のと比べてずいぶん語り口調がちがうな〜と思いつつ、このあたりに入れるとちょうどいい感じで次へのつなぎになる「王太子とのエピソード」を、再び新たに作り替えるのも体力がいるし、…結局流用しました。(^_^;)

大筋は変わっていませんが、元の文章から要らない所は省いて、新たに加筆したのでちょっとした変化もあります。
元々のはオスカルもバスティーユで亡くなったと書いたので、それはヤメとこうと削除、ルブラン夫人の回想も追加、とりあえず何でも気が付いたものを放り込んでおこうと加筆しています。

そんなこんなで今までに色々とサブキャラクターを出してきているんですが、すっかり存在を忘れてしまっている人たちもいて、後でここぞという場面で登場すればいいはずの人もどこかに置き去りにしてしまっていると思います。

話を簡潔にまとめようとするのなら、この人!と決めたサブキャラクターは最後まで登場させ、又、別の人はもったいなくても一回の登場だけで終わらせる、と言った割り切りも時には必要なのかも知れません。

2006/9/12(火)

変わりゆく世界  ..No.16

最後のオチに使ったペンダントのネタですが、以前、別の所で使ったことがあります。
まあ、ネタしてはよくある話なので、別段オリジナリティのあるものではありませんが…。
このネタを初めて見たのはミラーマン(古っ)でしたっけ(遠い目)。

そういう一度使ったのを今回のようにベルばらネタにして再度使っているのですが、前にもこの連載の中で同じネタを使ってなかっただろうかとも思ったものの、長い間書いているせいか思い出せません。(^_^;)

ラサールは、気の小さそうな所や言葉使いはアニメ版のと同じようにしました。
容姿は書いてないので適当ですが、あまりひ弱な感じでは兵士に向かないので、いい具合にイメージしてお読み下さい。

前回は両親、特に母親に対するオスカルの気持ち、今回は補足で父親についてちょっと触れてみました。

最近は家族や親子の関わる事件をよく耳にし…いやいや昔から有るのでしょうね。
旧約聖書でもアダムとイブの楽園追放の次は兄弟殺しですし。
親子・家族っていうものはみんながみんな、単純にハッピーファミリーとはいかないものなのでしょう。

でも、このような趣味の範囲でのサイドストーリーにあまりドロドロしたものを書くのも「重い」し、そう深くつっこんでいないというのか、あまり暗い話にしていません。

2006/8/31(木)

過去と未来  ..No.15

オスカルは自分の生い立ちをどう受け止めているか?
それをどこかの時点で書きたかった、というエピソードです。

原作はポジティブで、自信に満ちていました。
アニメはどちらかというと、自分の思っていることを押し殺して、目の前の出来事に対処している、(大げさに言うと、無理に自分を合わせている)という感じで、生い立ちについても原作とは受け止め方が違っていました。

オスカルって、ああいう「跡取り」を強制されなかったら、何をしたかったのでしょうね。
アニメの場合は、何かの夢を持っていながら語らずに終わってしまったような気がします。

原作はどうでしょう。
オスカルが何か具体的にしたいことを持っているなんて世俗的すぎる!彼女は崇高な理念のために命を燃やした!と多く?のファンの方は思われているでしょうか。

一創作としては、父との確執をもっとドロドロに描くことも出来ました。
たとえば、実写映画版のようにジャルジェ母がオスカルを産んですぐに亡くなってしまったとします。
父は厳しくオスカルを跡取りとして育てようとし、男として生きなければ私の子ではないという条件付の愛情を彼女に与えた結果、もし跡取りにならなかったら自分は愛される価値がないと、オスカルは自分を追い込んだりするかも知れません。

その中で、アンドレがオスカルのかたくなな心を解きほぐす、というのも物語で書いていけますよね。
憎み、嘆き、許し、感謝し、愛し、と、色々な出来事の中で人の成長を描くとすれば、テーマは重いけれど書く醍醐味はありそうです(重そうなので書きませんが)。

だけど、今回は幼い頃からの記憶に、あまり彼女をネガティブにしてしまうものは排除しました。
そこまでしなくても、オスカルは自分の与えられた生き方の中で色々と悩んだりしてきたし、まだアンドレに心を開くという大仕事もあります。
あんましややこしい話を書くと、こっちの頭がこんがらがってしまうというのが本音です。

2006/8/11(金)

解放事件  ..No.14

このサイトに遊びに来られた皆様、残暑お見舞い申し上げます。
残暑とはいえ、9月まではまだまだ暑い日が続きます。
体調を整えるのも大変ですが、是非、ご自愛下さい。


今回のエピソードは、元になった本をお読みの方には「まんまじゃん!」と感じる部分が多いと思います。

それにしてもバスティーユの一年前にこんな事件があったのですね。
ジャンは結局解放されたんですが、その後どうなったのかまではわかりません。
オスカルとアンドレのコメントは、どちらも普通の感覚(この21世紀という時点でですが)で言えることですが、ジャンの背負ったものを考えると、いまひとつすっきりしない結末です。

私としてはジャンにひいき目です。
父のマチュランも自分なりの信念を必死で守っていたのはわかるんですが、この「必死」というのがこの際、度を過ぎたのかなぁと。
某所で聞いた話ですが、必死とは直訳すれば「必ず死ぬ」なのですと!
何事もほどほどにというところでしょうか。

この次の話はタイトル通りで、オスカルの過去と未来に少し触れてみようと思っています。
もうほとんど書いてるんですが、まだ煮詰めていないのでアップはもう少し先です。

夏は実生活でイベントもあり、バテ気味なので夜中にパソコンに向かうことも控えています。

男として育ったことをどう彼女が受け止めていたのか、その気持ちをどんなものにするのか、あれこれ考えていたのですが、まあ無難にまとめてみようかなと。
それと彼女が生まれた環境、父と母のことなども少し気になるし。

このエピソードが終わると、オスカルはようやく一人の男性の事を見つめはじめる訳ですが、ここまで来れば、後はだいたい誰にでも想像が付く展開だし、もう続き物としてはようやく一区切りついたかなと感じています。


2006/7/30(日)

寒い夏  ..No.13

どうしても書きたかったのはラストの7月14日の日付だったりします。
もうバスティーユまで一年に迫ったのですね。

オスカルとジェローデルとの駆け引きの話が主ですが、原作やアニメのように彼をキザにも書けず、困ったな〜。
で、こういう男女のゲームは多分、彼のほうが一枚上手だろうと考えて、こんな結果になりました。

今までの「お前は男だ!」から、いきなり180度方向転換して、お前は女だ、子を産めだなんて、ちょっと無理がありますねぇ。(^_^;)
あらためてこの父子の関係を考えさせられました。


2006/7/30(日)

心の声  ..No.12

コメントを書きそびれてました。
ディアンヌが出てきたのですが、ちょっと天然が入ってる感じになってます。

この回は「私のアンドレ」に相当するのですが、実は「私の…」と叫ぶには少し時期尚早な感じもしています。
だけどフェルゼンは間もなく故郷に帰ってしまうし、この機会しかないのでまあいいや…って感じです。

いずれにしてもジャルジェ家の人間は馬車に乗ると襲われる比率が異様に高い気もします。

それと蹄鉄鋳造職人の親子の話が出てきていますが、彼らは後日、再び出てくるのでしばらく覚えていて下さいね。

2006/7/21(金)

サブタイトルだけアップ?  ..No.11

7月あたりに続き物を何作か書き綴ったので、サブタイトルだけ先にアップしました。
それなりに校正して順次上げていきます。
「過去と未来」というエピソードで1788年は終わりです。

本当はこの1788年あたりで衛兵隊の色んなエピソードを書くのが楽しみではじめた続き物だったんですよ。

でも、続きで書くというのはパワーが要るものなのですね。(^_^;)
なかなか遊びのエピソードを書く気持ちの余裕が……。

連載を何本もこなして、それでラストまで書き上げるプロの作家さんって本当にすごいんですね。


2006/7/18(火)

避けられぬ戦い  ..No.10

え〜っと、タイトル通りにアランとの対決です。
原作のように部下たちの最初の反発の時とか、アニメのように部下が憲兵に捕まった時とか、案外すんなり来てしまったせいで、うっかり戦う動機をなくしそうになりましたが、どう考えてもオスカルとアランは一騎打ちさせねばと思い、それなりに動機をでっちあげ。(^_^;)

ほんと、でっち上げサイドです。

テレーズという女の子が出てきましたが、単発の人物なので以後は出てきません。
実際、こういう人を女丈夫というのでしょうか?
軍人として男の人の中に入り込んで活躍した女性がいたそうです


2006/7/13(木)

孤高  ..No.9

どこかにあった場面のようなそうでないようなものが所々にでてきますが、オリキャラを交えての作り話です。

肝心なのはディアンヌの扱いをどうするかというところです。

すでにいままでにどなたかのサイドストーリーで出ている案も有るかも知れませんが、まず普通に考えると選択肢は、登場して死ぬ、次は登場して死なない、それとはじめっから登場しない、という三つです。

登場して死んでしまう場合は原作と同じような感じになるでしょう。
身分制度の犠牲になったという悲壮感も出るので、ディアンヌの悲恋はかなり重要エピソードでした。
死に方を変えて病気にもできるので、相手の恋人との関係も色々と考えられそうです。

死なずに生き続ける場合はそれこそ選択肢が山のようにあって、物静かなお嬢さんタイプのみならず、ずーずーしい妹タイプだったり、ちゃっかりディアンヌ、おとぼけディアンヌは、しっかりディアンヌなどなど、場合によっては事件を引き起こしたりと、何だかほのぼのしそうです。
登場してこない場合も、はじめっからいないことにしたり、名前だけ登場するのもありえます。

とにかくどうなるにしてもディアンヌをどう利用する(動かす)かという事です。
たとえば、オスカルやアンドレとどう絡めていくかも色々と有るでしょう。
失恋する女性なので、恋に破れて川に身投げ寸前のをオスカルが助けたとすれば、アランに対してオスカルは一つ貸しが出来ます。
オスカル自身は貸しを意識していなくても、アランが借りを意識しそうです。

オスカルもフェルゼンとの恋に破れて立ち直っているので、ディアンヌの気持ちをわかってやれるとは思いますが、恋については彼女も百戦錬磨とまではいきません。
もし「男なんてものは…」などと言って自信たっぷりにディアンヌを説得する場合、そもそもオスカルのキャラクターイメージに合わせると、どう言ってなぐさめたらいいのだろう?ということも考えなければなりません。

アンドレと絡めても面白いでしょう。
ディアンヌの元カレがアンドレそっくりで、横恋慕するディアンヌとか、すったもんだのあげくに最後には衛兵隊の兵士と結婚してめでたしめでたしとか。
何せ、無責任なサイドストーリーなもので、何が何でもディアンヌを死ぬ運命に持って行くほどの決意もないのです。

とは言え好き勝手書いていますが、結構これでもまじめに考えているつもりなんですよ。

2006/7/13(木)

三つの願い  ..No.8

番外編というか、ふつうの単発ものです。
特に続き物との関連はないです。
こういう単発でお気楽なものを書いていると、本当に気が楽です。

ベルばらにはまってもうずいぶん経ったせいか、何が何でもオスカルとアンドレを引っ付けて幸せにしてやる!というかつての決意もだんだん落ち着いてきました。
かと言って、ここでカップリングを変える予定はありませんよ、念のため。

ただ、落ち着いてきたおかげで二人の関係をかなり冷静に書ける気がします。
冷静に書いてコレかよ?というお声が聞こえてきそうですが…。(^_^;)

2006/7/4(火)

激流の中に  ..No.7

年が変わって、過渡期というのか色々なものが少しずつ変化していく・・・という意味のタイトルですが、あまり激流でもないです。
最初にまずおおざっばに1788年全般の流れを作った時のタイトルにすぎません。

オスカルとアンドレですが、今回ようやく久しぶりに普通に会話しました。
私としてはこれだけでもすでに「二人はあやしい〜〜!」という感じです。
このままでは二人は10年経ってもプラトニックですね。どうしよう。(^_^;)


2006/7/3(月)

長い一日 その他いろいろ  ..No.6

今回、オリキャラも出ていますが、どうしても元々から原作にいた兵士だけでは話が作れず、適当に配置しました。

ドニのモデルは特にありません。
アニメ版で頬に傷のある大男が出てきていましたが、あそこまで凶暴でもないし、近いところでグレていた頃のマンモス西(古っ!)あたりでしょうか。
つーか、そうなればあの大男とそう変わりはなさそうですが。

ついでにアニメでジャルジェ家のエンブレムが「剣を持った青獅子」になっていましたが、これはそのままイタダキです。

フランスの自動車メーカーにプジョーってありますよね。
あの獅子のマークがちょっと似ている感じがして、プジョーの車で青い外装の自動車とすれ違うたびに、密かに萌え〜♪です。剣はもってませんけれどね。


2006/6/26(月)

長い一日  ..No.5

下記は独り言というのでもなく、お話の後に「後書き」として書いていたんですが、長いのでこっちにアップします。



この年の暮れに亡くなった国王の叔母さん(あの意地悪そうな三人組の一人です)ですが、アントワネットとデュ・バリ夫人の確執の時は35才ぐらいだったのですね。

オスカルと比較すると、年齢は彼女のバスティーユ攻撃時とそんなに変わらないわけで、見た目のキャラでずいぶん印象が違うものです。
肖像画を見る限りではきれいなおばさまたちなので、描き方によっては幼いアントワネットをあやつったしたたかな美女になっていたかも知れません。

王太子のジョゼフですが、今の感覚で考えたらごく普通の幼い男の子だっんじゃないかと思います。
こんなに聡明だったのだろうか?いやまさか…という感じです。
王として教育されていたので本当のところはどうだったのか全然見当もつきませんが。

ブリエンヌの改革には戸籍を奪われていたプロテスタントに公民権を与えることや、賦役を金納にしたりと色々あるようですが、どれも「そんなことが有った」という程度に書いています。簡単に手に入る歴史関係の本をざっと流して読んだだけなので、深読み・ウラ読みなどは一切していません。時には間違ってるかも知れないのでアテにしないでね。

でもまあ、こんな真面目なことばかりを書いてもオスカルとアンドレのラブラブなお話にならないので、難しい話はそろそろやめようかと思っています。
とはいえ、今までも全然オスカルとアンドレのラブラブな話でもないんですが。

2006/6/22(木)

続き物の年表  ..No.4

長い話になったので、このサイトに何らかの偶然で迷い込んだ方には非常に取っつきにくい内容ではないかと思います。

書いている本人も「あの頃はどんな風に書いたのかなー」とさかのぼるのも大変で、どのサブタイトルがどんな内容かすっかり忘れています。

なので、自分用に作っていた年表をわかりやすい位置に移動しました。
これで少しは見やすいかも?



2006/6/14(水)

剣と誇り  ..No.3

サブタイトルがわけわからん状態です。
まったく別のタイトルにしていたんですが、次の話に回してしまい、困ったあげく「剣と誇り」になりました。
あまりに内容が違うので、タイトルに合わせて中身を加筆したほど。

兵士による銃器の売買は原作・アニメ共に大騒動になりましたが、そんな一大事になるほどのネタも出てこないため、ひとまずオスカルの信頼を得るためのステップと割り切り、ものすごく事なかれ主義的というか、生ぬるい内容になっています。f(^_^)

部下と上司に挟まれ、苦労する中間管理職のオスカル。
あちこちで頭を下げたり冷たくされたり、ちょっとばかしかっこ悪いかも?
まあ、人生そんな事が起きてもおかしくはないでしょう。


2006/6/14(水)

想い  ..No.2

誰の想いなのかというのは特にありません。
サブタイトルはかなりいい加減です。

前回の日記にも書いたんですが、今回は人物紹介のようなものです。
アランは原作ほど青くありません。
オスカルとアンドレの近くにいる第三者の目として、ある程度、落ち着いた年齢のほうが相手の気持ちを読む事が出来るし、書きやすいからです。

ブイエ将軍、ダグー大佐はどう見てもアニメ版ベースです。(^_^;)
ブイエ将軍はちょっとした会社の社長タイプってとこでしょうか。
会議などで声が大きい感じがします。ダグー大佐は物静かな専務かも。
まあ、会社と軍人を一緒にするのも何ですが。


2006/6/14(水)
日記を移動しました  ..No.1
前のレンタル日記が終了したので、こちらに引っ越しました。
シンプルそうな機能なので、思った事をひたすら書いていくにはちょうどいいかも。